パワースポットで有名な「通り池」は、伝説が残っている神秘的な場所で、多くの方が訪れています。
ダイビングスポットとしても人気のある「通り池」を紹介します。
南国感あふれる通り池の遊歩道
駐車場から通り池の入り口までの遊歩道は、緑が生い茂りトンネルのようになっていて、南国ムードを味わえます。
遊歩道は広く、ちゃんと整備されているので、車椅子で訪れる方も安心です。
緑のトンネルを抜けると、開放的な景色が広がっていました。
通り池は国指定の名勝・天然記念物
少し進むと、遊歩道の両側に池がありました。海側の大きな池(直径75m・水深45m)と陸側の小さな池(直径55m・水深25m)が「通り池」です。
2つの池は水中でつながっていることから「通り池」と名付けられたそうです。通り池は、別名「龍の目」ともよばれています。世界のすべてを見通す龍の目がある通り池は、下地島にある聖地のひとつです。
そんな通り池は、海底の洞窟から外の海にもつながっているので、潮の満ち引きによって、水の深さや塩分濃度、水温が変わります。
その変化によって、水の色が変わる神秘的な通り池は、ダイビングスポットしても人気です。ですが、難易度が高く上級者向けです。プロでも難しいといわれるほどで、ダイバー憧れのダイビングスポットなのだそうです。
通り池を観察したら、遊歩道で奥まで進んでみしょう。そこから見る景色も最高です。遊歩道にたくさん人がいる場合は、東屋からの景色を楽しむのもおすすめです。
通り池の誕生にまつわる伝説
通り池には、誕生にまつわるユナイタマ(人魚)伝説が残っています。
【ユナイタマ(人魚)伝説】
ある漁師が人魚のような魚のユナイタマを捕まえました。めずらしい魚が獲れて喜んだ漁師は、ユナイタマを2つに切り隣の家にもわけました。
ユナイタマは、もう帰れないと知りながらも海に助けを求めます。すると、大波が3度押し寄せてユナイタマを運び去りました。波が去ったあと、漁師の家と隣の家があった場所には2つの池ができていました。
ユナイタマ(人魚)伝説が残っている通り池は、もともと鍾乳洞で、天井部分が波の侵食によって陥没してしまい、自然にできた池だといわれています。
宮古島に訪れた際は、神秘的な通り池に足を運んでみてはいかがでしょうか。