「イムギャーマリンガーデン」は、天然の入り江につくられた海浜公園です。
海で泳いだり散策したり、さまざまな楽しみ方がある「イムギャーマリンガーデン」は人気の観光スポットです。
そんな「イムギャーマリンガーデン」の魅力や楽しみ方を紹介します。
海辺の箱庭イムギャーマリンガーデン
イムギャーマリンガーデンは、地元の方々に「インギャー」とよばれ親しまれています。
インギャーには「囲まれた湧き水」という意味があります。入り江から地下水が湧き出ていることから名付けられました。
泳いでいると、湧き水が比重の違う海水と混ざりあって、ゆらゆらとゆらいでいる幻想的な光景が見られることがあります。
外海と内海の境目には塗装された海岸線、静かなビーチを囲むような岩山や橋などもあるインギャーマリンガーデンは、日本庭園のような雰囲気がある個性的なビーチです。海辺の箱庭とよばれるのも納得です。
イムギャーマリンガーデンの海で楽しむ
天然プールともいわれてるイムギャーマリンガーデンは、とてもおだやかです。
ほかの海が波で荒れて泳げないようなときでも、イムギャーマリンガーデンなら泳げるときがあります。子どもと一緒に遊ぶのにもおすすめです。
イムギャーマリンガーデンでは、サップやカヌーをしている方もたくさんいます。波がおだやかなので、初心者でも安心してチャレンジできます。
また、深い場所は水深約15mあり、ダイビングやシュノーケリングを楽しめる場所としても人気です。
クマノミやスズメダイ、ツバメウオなど、沖縄ならではのカラフルな魚たちがたくさん見られます。運が良いとウミガメが見られるという噂もあります。
イムギャーマリンガーデンをのんびり散策
イムギャーマリンガーデンは、泳げなくても楽しめる絶景スポットです。ビーチから続く塗装された海岸線を歩くと、小さな「インギャー橋」があります。
インギャー橋を渡ると、頂上に続く階段があります。階段は、少し急なので気をつけましょう。
頂上に続く階段をのぼり、高さ約30mの頂上付近まで行くと、牛のモニュメントがある白い木造の展望台があります。
イムギャーマリンガーデンがある城辺友利地区は、昔から牛の畜産が盛んだったことから、牛のモニュメントが置かれているそうです。
展望台からの360度の大パノラマは絶景です。北側には箱庭のような入り江、南側にはサンゴ礁が広がる東シナ海が見渡せます。
展望台を出て遊歩道を進むと、途中には東屋がありました。休憩しながらゆっくり散策できるので安心です。
先ほどまでは緑のなかを歩いていましたが、岩場の遊歩道になり、雰囲気がガラッと変わりました。ここからの景色も絶景です。
いろいろ見てまわりながらインギャー橋にもどりました。イムギャーマリンガーデンは、大体30〜60分あれば散策できます。
秋の風物詩なりやまあやぐまつりも必見
「なりやまあやぐ」は、宮古島を代表する民謡のひとつです。妻が夫を諭す教訓歌で、宮古島では誰もが知っています。三線の入門曲としても有名です。
その「なりやまあやぐ」の発祥地が、イムギャーマリンガーデンの近くにある友利集落です。
「なりやまあやぐ」をたくさんの人に広め、受け継いでいくことを目的に開催されるのが「なりやまあやぐまつり」。
「なりやまあやぐまつり」は、海上のステージで行われる幻想的で美しいまつりです。宮古島の唄三線が聞けるので人気があります。
毎月10月ごろに開催される「なりやまあやぐまつり」は、宮古島の秋の風物詩です。
宮古島に訪れた際は、イムギャーマリンガーデンでマリンスポーツや散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。駐車場・売店・トイレ・シャワーがあるので、ゆっくり過ごせます。