こんにちは。

何度か室内講座を中心に受講して来ましたが、今回は野外での講座に参加してきました。

桜が開花し、春の訪れを感じる今日この頃。

本日は実際に肌で春を感じてみようということで、風趣に富む北鎌倉駅にやってまいりました。

今回、講師を務めて下さった村田江里子先生は「鎌倉フラワー&ネイチャーガイド」の「花をたずねて鎌倉歩き」講座の2010年4月から「花をたずねて鎌倉歩き」主宰・講師歴13年という大ベテランの先生です。

また、実際に本を出版されたり、週刊誌の取材やテレビの取材の依頼が来るなど、「鎌倉の達人」として名を馳せている方です。

4月2日(火)午前9時30分に北鎌倉駅に集合しました。

この日はお天気に恵まれ、日差しも暖かく絶好のお花見日和といったところです。

本日は鎌倉五山の1つでもある円覚寺からスタートします。

北鎌倉駅から出発して、円覚寺~東慶寺~明月院という流れを辿っていきます。

順を追って説明して行きますが、今の北鎌倉を余すことなく堪能出来るコースといえます。

COTONOWA花をたずねて鎌倉歩き

まずは、円覚寺から。

円覚寺には瑞鹿山という山号がついていますが、こちらは法話を聞こうと白鹿が集まったという逸話から付けられたといわれています。

円覚寺を拝観していると、8分咲き~満開の桜が目に入ってきます。

桜も種類が何種類かあるのをご存知でしたか?

こちらでは主にしだれ桜・山桜・ソメイヨシノなどの桜を見ることが出来ました。

しだれ桜はその名の通り、枝が下に向かっている桜です。

先生から山桜とソメイヨシノの見分け方として、葉があるかないかを観察すると良いとのお話がありました。

なんでも、山桜にはお花と共に赤い葉が目立つのですが、ソメイヨシノが開花しているときには葉はまだ小さく目立たない状態なのだそうです。

それが山桜かソメイヨシノか見分けるポイントだそうです。

山門の前は、満開のソメイヨシノで彩られていました。

COTONOWA花をたずねて鎌倉歩き

こちらの「山門」は、かの有名な小説家、夏目漱石の「門」の中に登場するうちの1つです。

夏目漱石が想いを巡らせながら、山門をくぐり、石段を上っていたと考えると小説の中の世界を自分自身で体感出来るのはとても感慨深いのではないでしょうか。

仏殿では天井に大きな白龍が描かれています。龍が雨を降らせ火災から寺院を守るために描かれたそうです。

COTONOWA花をたずねて鎌倉歩き

仏殿の傍には、大きく根を張ったビャクシンが植えられています。

三門の桜の彩りから来る華やかさとは一変、青々として生命力に満ち溢れており、確固たる強さを物語っています。

桜の他にも、今の季節しか鑑賞することが出来ない花々や草木もあります。

四季折々の草花はもちろんのこと、山の景色も桜が満開の時と紅葉の時では全く違った表情になります。

それは寺院が作り出している空気間も同じで、場所によって所々異なります。

日が差して暖かなところでは、空気も爽やかで穏やかな気持ちになれます。

一方で、少し静かな木陰や竹林では空気が澄んで、清清しい気持ちになります。

少し奥まったところに進むと、空気の感覚はまた変わってきて少ししっとりとした感じを受けます。マイナスイオンをたっぷりと感じられる雰囲気です。

寺院にいると、自然の音のみで空間が作られており、他に遮るような音も存在しませんので、川のせせらぎや小鳥のさえずりが研ぎ澄まされて聞こえてくるように感じます。

龍隠庵まで上ると、小鳥のさえずりがとても美しい音色を奏でていました。

先生は小鳥のさえずりを耳にしただけで、どの種類の鳥が鳴いているか瞬時に判断して教えて下さいました。

龍隠庵は空気が澄み切っており、遠くに見える雲桜が更に春を感じさせます。

龍隠庵にを下っていき、歩いていると、一色鮮やかなお花や花びらの形が珍しいお花を見ることが出来ました。
紫色が美しい寒あやめ(かんあやめ)や黄色のお花がいくつか集まって丸い形を作っているミツマタなど、全体像を見てから、近くに寄って見てみるのでは、また異なった印象を持つお花が多く咲いており、つい足を止めたくなります。

お花ひとつとっても、全体での美しさと個体の持つ美しさのどちらも楽しめるような感じが見受けられます。

次に見えてきたのは妙香池です。四季によって草木の景色は変わります、一方で年間を通して移り変わりが少ないのが池です。

COTONOWA花をたずねて鎌倉歩き

妙香池は自然の心を大切にするという禅の教えを説いているそうです。

草木の変化によって季節の移り変わりを目の辺りにしながら、それとは対照的な池の不動を楽しむ。

白鹿洞を抜け、黄梅院を上る間、山吹の鮮明な黄色を目にします。

この山吹に日が当たると黄色がより一層明るくなり、光と花の色が生み出す美しさに目を奪われます。

大方丈に着くと、寺院の中の空気と外の暖かい空気の差に驚かされます。

寺院の中は自ずと神聖な空気感が漂い、外の世界がまるで別世界のように感じられます。

椅子が置いてあり、そこに腰掛けながら外の景色をのんびり眺めて、ゆったりと流れる時間を楽しむのもこの講座の魅力なのだと思います。

東慶寺へ向かう途中、桜の蜜を吸っているエゾリスに遭遇しました。小鳥やエゾリス、野の花など含め、自然を肌で感じられる時間でした。

東慶寺の境内でも様々な草花を目にしました。

山に面しており、木々や草花を多く、日当たりも少ないことから空気が水気を帯びてしっとりしているような感じを受けました。

明月院の山際には、鎌倉市の中で最も大きなやぐらが存在します。やぐらとは山に横穴を掘って作った武士のお墓のことをさします。当時、平地にお墓を作ってはいけないという決まりがあったため、これは鎌倉特有のものといえます。

やぐらはこの明月院以外でも多く見られるため、鎌倉にお立ち寄りの際には少し山際を見て頂くと楽しみが増えると思います。またこちらの明月院は6月頃になると、約2500本のあじさいが見頃を迎えます。

COTONOWA花をたずねて鎌倉歩き

今は春らしい色合いの景色も、この頃になるとまた姿をがらっと変えるので、四季折々の色合いを楽しみたいという方にはぴったりです。

今回の講座は歩きながらも時折休憩を取ったり、激しい傾斜や上り下りは少ないため、幅広い年代の方に楽しんでいただけるのではないでしょうか。

悪天候を除き、基本的には雨天決行ですので、雨を通して見る景色もそれもまた趣の異なる世界として捉えられて素敵だと思います。


桜咲く北鎌倉・新緑のこけ寺・ヤマアジサイ咲く長谷をめぐる
07-13 花をたずねて鎌倉歩き 6月10日(月)【ヤマアジサイ咲く長谷さんぽ】
極楽寺・成就院・御霊神社・光則寺


COTONOWAの講座お申込みルール