紅茶デビューにもぴったり!飲みやすい紅茶の種類と楽しみ方

さまざまな紅茶の種類

紅茶は、毎日の暮らしにほんの少しの優雅さとリラックスをもたらしてくれる素敵な飲み物です。

仕事や勉強など忙しい日々のなかでホッと一息つきたいときや、友人や家族とゆったり過ごしたいときにぴったりです。

ですが、種類がたくさんあり、どれを選んだらいいのか迷ってしまうこともありますよね。

そこで今回は、初心者の方でも楽しめる、飲みやすい紅茶を5種類紹介します。

飲みやすい紅茶の種類をピックアップ!

紅茶をティーカップに注いでいる様子

それぞれの紅茶の特徴や飲み方を知って、自分にぴったりの一杯を見つけましょう。

まずは紅茶のシャンパン「ダージリン」

「ダージリン」という名前は耳にしたことがある方も多いでしょう。ダージリンは、インドのダージリン地方で生産され、世界三大銘茶のひとつとして知られています。

マスカットのようなフルーティーで華やかな香りが特徴的で、紅茶のシャンパンともよばれるほど、繊細で高貴な味わいが魅力です。

ダージリンは、春、夏、秋と年に3回収穫され、季節ごとに違った風味を楽しめます。

春に収穫される「ファーストフラッシュ」は、さわやかで若々しい味わい。

夏の「セカンドフラッシュ」は、より深みとコクが感じられ、秋の「オータムナル」は、まろやかな味わいで渋みがひかえめです。

初心者の方には、特に飲みやすいファーストフラッシュがおすすめです。

ストレートティーとして楽しむと、ダージリンの香りと繊細な味わいがより引き立ちます。紅茶の本来の魅力を堪能したい方に、ぜひ一度試してもらいたい一杯です。

ミルクティー好きにはコレ!「アッサム」

インド北東部のアッサム地方で栽培される「アッサム」は、濃厚なコクと甘い香りが特徴の紅茶です。

この地域の温暖な気候は、紅茶の栽培に最適で、アッサム特有の力強い風味を生み出しています。

アッサムの豊かなコクは、ミルクティーにすることでさらに引き立ちます。ミルクを加えると、甘さとコクが一体となり、まろやかな味わいが楽しめます。

アッサムの濃厚な風味は、甘いお菓子と楽しむのにぴったりで、食後のひとときに最適です。

また、冬の寒い朝にアッサムのミルクティーを飲めば心も体も温まり、ほっとするひとときを過ごせますよ。

クセがなく飲みやすい「セイロンティー」

「セイロンティー」は、スリランカ産の紅茶の総称で、クセが少なくとても飲みやすいことで親しまれています。

スリランカはかつて「セイロン」と呼ばれていたことから、その名前がつけられました。

セイロンティーは、産地や気候によってさまざまな風味を楽しめます。

【五大紅茶生産地】

キャンディ:まろやかですっきりした風味
ヌワラエリア:軽やかでさわやかな味わい
ディンブラ:豊かな味わいと深い香り
ウバ:さわやかな香りとほどよい渋み
ルフナ:深いコクと豊かな風味が

このなかでも特に飲みやすいのは「キャンディ」です。

クセが少なく飲みやすいセイロンティーは、紅茶初心者の方にもおすすめです。そのままでもミルクを加えても、おいしくいただけます。

さわやかな香りを楽しむ「アールグレイ」

よく聞く「アールグレイ」は、実はフレーバーティーです。果実や花、香料などで香りをつけた紅茶のことです。

フレーバーティーにはアップルティーやピーチティーなどがありますが、そのなかでも特に人気の高いのがアールグレイです。

最大の特徴は、ベルガモットという柑橘系の果物のさわやかな香り。この香りが紅茶に上品なアクセントを加えています。

ベルガモットの香りが心地よく、飲むと気分がリフレッシュするので、午後のひとときや疲れたときにぴったりです

アールグレイは、アイスティーにしても香りがしっかりと楽しめるので、暑い季節にもぴったりです。

ストレートティーとしても、ハチミツやレモンを加えてもおいしくいただけます。

ベルガモットの香りが好きな方には、ぜひ一度試していただきたいフレーバーティーです。

朝にぴったり「イングリッシュブレック」

「イングリッシュブレックファースト」は、名前の通り、英国風の朝食に合わせて作られたブレンドティーです。

ブレンドに使われている茶葉は、インドのアッサム、スリランカのセイロン、アフリカのケニアなどが多く、バランスのいいしっかりした風味が特徴です。

特にミルクティーにすると、その力強さが一層引き立ち、濃厚でクリーミーな味わいが広がります。

イングリッシュブレックファーストは、シンプルで飲みやすく、食事にも合わせやすいので、紅茶初心者の方におすすめです。

朝食と一緒に楽しむことで、1日のはじまりを元気にスタートさせられます。朝の習慣にぴったりな一杯です。

知っておくと楽しい紅茶の種類にまつわる話

紅茶の茶畑

紅茶の種類にまつわるちょっとした豆知識をお届けします。

紅茶とほかのお茶は同じ木から?

紅茶、烏龍茶、緑茶は、実はすべて「カメリア・シネンシス」という茶の木から作られています。それぞれのお茶の違いは、製造方法によって生まれます。

紅茶は茶葉を酸化させて深い色と風味を出し、烏龍茶は酸化を少しだけ行い、緑茶はほとんど酸化せずに蒸すことで新鮮な味わいを保っています。

製造方法によって違った風味が楽しめるのはおもしろいですね。

飲んでおきたい世界三大銘茶

世界三大銘茶のうち「ダージリン」と「ウバ」を紹介しましたが、残りのひとつは「キーマン」です。

キーマンは中国の安徽省祁門県で作られる紅茶で、スモーキーな香りとまろやかな味わいが特徴です。

世界三大銘茶といわれるほどのものなら飲んでおきたいですね。

インド三大紅茶も要チェック!

また、インドの紅茶として「ダージリン」と「アッサム」を紹介しましたが、インド三大紅茶とよばれるものがあります。そのもうひとつが「ニルギリ」です。

ニルギリはインド南部のニルギリ山脈で作られる紅茶で、軽やかでフルーティな風味が楽しめます。

ニルギリも飲みやすい味わいの紅茶ですよ。

飲みやすい紅茶でティータイムを楽しもう!

紅茶は、種類によって風味や楽しみ方が違い、それぞれの魅力があります。今回紹介した種類の紅茶は、どれも初心者でも気軽に楽しめるものばかりです。

紅茶の世界をもっと身近に感じて、日々のティータイムを豊かで楽しい時間に変えてみませんか。

お気に入りの紅茶を見つけて、あなたらしい紅茶ライフを楽しんでくださいね。

紅茶のいれ方について知りたい方はこちらの記事をどうぞ。

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