こんにちは。

新緑が映える季節になりましたね。

早速ですが、皆様は「山城」というものをご存知でしょうか。

山城とは、その名のとおり、山に造られたお城のことを指します。

しかし、ほとんどの山城には、天守などの建造物は残っていません。

もとは城が建てられていたところで、今は城址として残っているものをめぐることを目的としたものを山城めぐりというんだそうです。

実際に、<歴史めぐり「出陣のススメ」【三浦水軍の拠点「怒田城」】に参加してみて、山城巡りの魅力とは。

私が実際にこちらの講座に参加してのレビューをお届けしたいと思います。

三浦半島の城跡めぐりとのことでしたが、今回講師を務めて下さったのは、山城ガールむつみ先生。

むつみ先生のご実家の裏山が怒田城(ぬたじょう)の城址(しろあと)だったことから、城にご興味を持たれ、全国の城址をまわりはじめたそうです。

今では、山城ガールとしてご活躍されている山城ガールむつみ先生も、学生時代は歴史の勉強が苦手だったそうです。

さて、今回めぐった「怒田城」には、当時どんな歴史があったのでしょうか。

順を追ってお話していきたいと思います。

今回めぐった怒田城ですが、その当時は海に囲まれていました。

現代では、海は埋め立てられ、住宅街となっています。

ですので、言われてみないとこの辺りが海だったということには全く気付かなかったと思います。

この周辺の地名で「舟倉」が多いのはその名残だそうです。

今や比較的新しい住宅が立ち並ぶ街は、当時は海として存在しており、崖として今も残っている部分は、当時では陸地だったというのですから、いかに城が海から見上げて高いところに建てられていたか、敵が容易に攻め込んでこないための創意工夫を凝らしていたと考えられます。

下から当時の怒田城の場所を眺めてみます。

本当に怒田城があったのだろうか?

登って城址を確かめてみないことには始まりませんね。

さらに10分ほど住宅地を歩いていくと、吉井貝塚に到着しました。

ここでは土器が出土され、人々がどのようにして生活をしていたのか垣間見ることが出来ます。

一面、海だったということもあり、人々が漁業で生活を営んでいたことが想像されます。

怒田城が建てられる前の歴史も貝塚によって知ることが出来るので、様々な時代背景が積み重なって、歴史となり現代へと繋がっていると考えると、とても感慨深いものがあります。

ここからだんだんと傾斜が急になってきます。

山に登りながら、敵がどうやって城に侵入するのを防ごうとしたのか、その背景を想像するとしないとでは同じ山に登っていても全く違うのだと感じます。

大手道を登り怒田城があったと思われるところまで登ると、平地に着きます。

そこは一見何もない平地に見えますが、これは当時の名残であり、そこかしこに城址がありました。

眼下には住宅街が広がりますが、当時は一面の海でした。

城址から、敵が攻め込んでこないようにはどのようにすればいいか、様々な角度から考えられていると感じました。

土を掘って堀を作った後、その堀の上を渡るための橋など、怒田城が建っていたと思われる跡があったかと思いきや、縄文時代の人々が生活していた竪穴住居の城址があったり、同じ場所でも歴史ごとの痕跡が見られるのもこの山城めぐりの魅力だと思います。

怒田城の城址と歴史を満喫したのち、真福寺へと向かいました。

こちらの寺院にはマリア観音が祀られていますが、こちらはキリスト教徒との関係性を示唆する魚が印象的でした。

墓地がいくつかありましたが、こちらも地下には隠れキリシタンのカタコンベ(キリスト教徒のお墓)があるのではないかと推測があるそうです。

怒田城から徒歩10分くらいにも関わらず、時代が異なる歴史に触れることが出来ました。

山城をめぐってみて、実際に城址が残る山へ登りながら、その当時の歴史を振り返ることに加えて、~ではなかったのだろうか?と予想することで、楽しみの多様性に富んでいることが素晴らしいと感じました。

講師の方のお話を聞きながら、当時の歴史を目で見て感じ取れること、当時の世界を疑似体験出来る事が山城めぐりの醍醐味ではないのでしょうか。

また、講座を受講して城址を探す楽しさが分かると、近くの城址をまわってみたいという気持ちになります。

いつも自分が何気なく通っている道にも、もしかしたら沢山の歴史が詰まっているかもしれないと考えたら、何だかワクワクしませんか?

この講座を通して、歴史は机上での学習と実践の学習(体験?)は大きく異なると感じました。

歴史好きな方はもちろん、歴史は苦手だけれど山登りが好きな方にも楽しんでいただける講座だと思います。

講座内容とは少しそれてしまいますが、若干急傾斜であったり、階段の上り下りもありますが、ハードな運動をするよりも定期的に継続して2時間程歩くのも、全身運動として捉えるのも良いかと思います。

山城ガールだけでなく、もちろん山城ボーイのご参加もお待ちしております。


07-14 歴史めぐり 「出陣のススメ」 7月16日 (火) 【戦国北条氏の海城「浦賀城」】


07-14 歴史めぐり 「出陣のススメ」 9月24日 (火) 【戦国北条水軍の拠点「三崎城」】


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